パヤック・シピタック



 
 

PROFILE
パヤック・シピタック;1959年生まれ、40歳。ムエタイランカー。現在ウェルター級トップの選手。血液型A。身長180cm。体重80kg。趣味は家族と映画を見に行くこととか。
ムエタイ
最強選手登場

パヤック・シピタック

  ムエタイの選手層は重量級にいくに従って薄くなっていく。
  その為、ランカーの少ない階級の選手達は海外に出て行かない限り、高い実力を持つにも関わらずなかなか知名度が上がらないのが現状だ。
  今回招待選手として決定したパヤック・シピタック選手(ウェルター級)もそんな選手の1人。
  日本ではあまり知られていないが、その緻密な闘いによって40歳という年齢にも関わらず、今もムエタイウェルター級トップの座を守り続けている。タイのジムで今大会にかける意気込みなどを聞いた。
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  シピタック選手はこれまで海外での試合は行っていませんでしたね。
今回の大会からの招待を受けられたあたりの心境の変化などについて教えて頂きたいんですが?
シピタック
  そうですねぇ。私ももう今年で40歳になります。引退前に一度大きな大会に出たかったというのがありました。
 確かに今回の大会は賞金総額、選手のレベル、人数など、全ての面でこれまでになく大きい規模のものだといえると思いますが、その中で特にシピタック選手が警戒している選手がいたら教えて下さい。
シピタック
  そう、レスリングや柔道の選手には注意しています。寝技に持ち込まれると、不利なので。もちろん、寝技に持ち込まれる前にKOする自信の方が強いんですが。
  ではもちろん優勝を狙っていくわけですね?
シピタック
  それは、ええ、勿論。私が負けると家族が悲しみますから。
  大会の当日はご家族も観戦にいらっしゃるんですか?
シピタック
  はい。しかし妻と妻の両親、私の両親、それに子供たちしか来ることができません。親戚や友人は残念ながらタイに残ることになりました。
  いや、それだけでもかなりの人数ですよ。子供さんといえば、確か11人もいらっしゃるとか?
シピタック
  ええ、昨年11人目の子供が産まれました。親の私が言うのもなんですが、とても可愛い子なんですよ。
  ではお子さん達のためにも、ますます頑張らなくてはいけませんね。
シピタック
  ええ。子供たちのためにも、私は「最強」であり続けるつもりです。例え闘いの場が世界になっても、いつも通りの力を出せれば、勝つ事ができると思います。
  シピタック選手は最終予選リーグからの登場ですね。ぜひ優勝してお子さんに見せてあげて下さい。
シピタック
  はい、ありがとうございました。

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