第1条
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試合は2人の選手が相対して、規約に従い、パンチ、キックなどの攻撃及び防御を使って勝負を決するものとする。 |
第2条
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試合場は大会が公式に認めたリング上でのみ行うこととする。 |
第3条
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選手はグローブ、ファールカップ、マウスピース、パット、すね当て、膝パットなどを自由に選択し、使用することができる。ただしコンタクトレンズ、眼鏡等の使用は、これを認めない。 |
第4条
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試合の審判はアメリカ、ヨーロッパ、日本の3名によって行われる。審判はリング上に上がらず、原則としてタイムアップ時の採点のみを行う。 |
第5条
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試合方法は以下のとおりである。
第1項
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試合はまず最終予選リーグをトーナメント方式で行い、各リーグの優勝者を決定する。続いて決勝リーグをトーナメント方式で行い、優勝者を決定する。 |
第2項
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試合は原則として90秒1ラウンドとする。 |
第3項
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規定時間内に勝敗が決しなかった場合は、延長戦を行う。延長戦の時間は、規定時間の3分の1とする。 |
第4項
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試合開始はタイムキーパーの合図によりゴングが鳴った瞬間とする。 |
第5項
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試合終了はタイムキーパーの合図によりゴングが鳴った瞬間とする。試合終了後選手は可能ならば所定の位置に戻り、勝敗の宣告を受けて一礼し退場する。 |
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第6条
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試合の判定は審判3名によって行われる。各審判は勝敗の決定に対して対等の1票、または2票(試合内容が両者共に全くの同等であると見なした場
合、双方に1票ずつを投じることが認められている)を有する。試合の勝者はより多い票を獲得したものとし、他を敗者とする。選手双方が獲得した票が同数の
場合は、引き分けとする。 |
第7条
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各審判は次の項目に該当するものを審判の基準とする。
1
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打撃系、または投げ系の技により、相手にダメージを与えた場合にプラスポイント。なお、技は高度なものであればあるほど、高い評価が与えられる。 |
2
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打撃系、または投げ系の技によって、ダメージを与えられた場合にロストポイント。 |
3
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試合中によろめく、肩で息をする等、体力的に消耗しているとみられる状態が一定以上続くとロストポイント。なお、この期間は長ければ長いほどより大きなロストポイントとなる。 |
4
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自発的または偶発的に、場外へ落ちた場合にロストポイント。 |
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第8条
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勝敗判定の分類は次のとおりとする。
1.判定 |
審判の判定によって勝敗が決定した場合。 |
2.引き分け(DRAW) |
a.前項によって勝敗が決定しない場合。
b.両者が同時にノックダウンした場合。 |
3.ノックアウト(KO) |
片方、または双方の選手がダウンして、試合続行が不可能となった場合。本大会ではダウン時にカウントをとることはなく、ダウン時に意識があった
場合、時間がかかっても立ち上がりさえすれば試合は続行される。試合中のダウン回数にも制限は設けない。また、セコンドによる試合放棄の合図(タオル投げ
入れなど)はこれを認めない。 |
4.ギブアップ(GIVE UP) |
投げ技、または締め技によって気絶するなどして意識が無くなり、試合続行が不可能な状態になったとみなされた場合に宣告される。 |
5.反則 |
反則規定に該当する反則を犯した場合、試合は中止され、反則をおかした選手の負けとなる。 |
6.無効試合 |
選手双方が反則を犯した場合、または八百長等の不正行為が発覚した場合、大会本部はその試合を無効試合とすることができる。 |
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第9条
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有効技 |
試合においては相手にダメージを与える技であれば、反則規定に該当するものでない限り、全ての技を有効技とする。 |
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第10条
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反則技 |
試合においては、次に該当するものを反則とする。
a.試合開始前に相手を攻撃すること。
b.リング外で相手を攻撃すること。
なお攻撃部位、攻撃時の相手の姿勢等については、どの様な攻撃も反則とはしない。 |
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第11条
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失格 |
試合においては、次に該当する選手を失格とする。
a.故意の反則をし、失格と宣言された選手。
b.試合時間に遅刻したり、出場しない選手。
c.その他試合規定に違反すると認められた選手。 |
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第12条
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選手及びその所属団体の代表者は大会側の決定に対して、異議の申し立てを行うことはできない。 |
第13条
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以上の規定に定められていない問題が生じた場合、審判、大会役員の合議によってこれに対する処置を決定するものとする。 |