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Prologue
 
 

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ギース・ハワード
 
 
 
 
 

ロック・ハワード













 


 
ギースとロックの関係

 サウスタウンの外れにある古アパートの一室。
 7歳の少年ロックは母と二人の慎ましい生活を送っていた。
 暮らしはさして豊かではなかったが、母の愛に包まれた幸せな日々だった。
 父親の存在は知っている。しかし会いたいと思った事は無かった。
 それは「あの人に迷惑をかけてはいけない。」という母の願いからだった。
  しかし、ロックは父にいつしか会いたいという思いを募らせていく・・・・・・・。
  そんなある日、母が謎の重病にかかってしまう。
  ロックは母の看病をするが、とても子供ひとりで見切れるモノではなかった。
  そんな時、うわごとで母が父の名を呼んでいるのを聞く。
 考えに考えたロックは、ギースに助けを求める事を決心するのだった。
  単身ギースタワーへと向かうロック。
 そして遂に父に初めて対面したのであった。
 早速ロックは母の様態を告げ、ぜひ助けて欲しいと懇願する。
  しかし、ギースはその願いを聞き入れずロックを追い返したのだった。
 その夜・・・・・・・・母は静かに息を引き取った・・・・・・・。
 それ以来、彼はギースのことを恨むようになる。


 
ギース亡き後のロックの心境

  時は流れ、ロックがテリーのもとにやって来て一年・・・・・・・・。
 ついにテリーはギースとの決着をつけた。
   しかし、それは同時に父の死を意味していた。
  母が死んで以来、父を恨み続けてきたロックであったが、今は複雑な心境になっていた。
  最後の肉親を失ったという感傷だったのかもしれない。
 しかしロックにとって理由はどうでも良かった。
  何も考えられなくなったロックは、テリーにストリートファイトを申し込む。
  テリーは何も言わず、それを受け入れ、二人は一昼夜戦った。
  そしてその夜・・・・。
  当然テリーに勝てるわけもなくボコボコになった彼は動かない体を横たえ月を見ていた。
  月の存在と自分の存在・・・・・・。かすかに心臓の鼓動が聞こえていた。
  無力でちっぽけな自分にも生命を感じる事が不思議だった。
  そして考えていた・・・・・・・・。一体、自分は何処へ向かっているのだろう・・・・と。
   そして数年後・・・・
   ロックはテリーとの宛のない旅の中にいた。
   それは、彼自身が必死に考えた自分探しの旅でもあった・・・・・・・・・・・・。

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