頭を包帯に包んだ謎の人斬り。 その朽ちた体は死臭を放ち、まるで死者のそれの様である。 が、その闘いぶりは常人を遙かに逸し、体力的な衰えを微塵も感じさせない物で あった。 そしてその男の手の中には「凶刀・禿鷲」 が握られていた。