■「皆のもの、声を聴け！」

「全然期待していなかったのに面白かった」と感じたことです。
実は、大変申し訳ないのですが…ゲームで声が出るのは私にとってはあまり重要なことではなく、キャラクターのイメージさえ合っていれば誰でも良かったのです。(ごめんなさい)
ところがそんな私が“面白い”と思った最初のポイントは「声」でした。
声優さんのしゃべり方ひとつで面白味って増すんだなぁ…と実感。味があるというのでしょうか。
ルージュの長い早口のセリフは聴いていて気持ち良かったり、シオンのセリフは選択肢によってはとっても面白い。ビデオを巻き戻して何度聴いても笑えます（笑）

声優さんのファンの方はもちろんのこと、興味のない人にも聴きごたえがあると思いました。

(今回はゲームをする時間制限があった為、後半は声を飛ばして先を急いだのですが自宅ではじっくりとセリフを聴きたいです)


■「小説にない面白さ！シオンを演じよう！！」

事前に小説を読んでいて、良い部分はゲームを始める前から「キャラクターに愛着が持てる」という点。
特に小説ではジャスミンは男時代（笑）が出てきたり、ルージュが18歳になるまでにあった出来事も 描かれているし、話に深みが増す気がします。後にゲームでも描かれるのかもしれないけれど、最初からわかっていると感情移入しやすいと思いました。
逆に、ゲームから始めた人はアッシュがいないことに疑問を抱いたりしないんだろうか？と思うのですが。

小説を読んだところまでは、話の先がどうなるのか？という「ワクワク感」はなくなってしまうけれど、「この後こういう展開になる」とわかっていてもそれがどう描かれるのかがまた楽しみ。
好きなキャラクターの登場ともなれば、「待ってました〜ッ！！！」と思わず握り拳。
好きな漫画がアニメ化した時の気持ちに似ている…かも？

さて一番のお楽しみはなんと言ってもシオンのセリフ。
小説を読んで築き上げた「シオン」像を自分の選択で思いっきりぶち壊せます（笑）
小説の中では絶対言いそうにない意外なセリフをあえて選んで遊ぶととっても楽しいです。
「シオンってこんなに面白おかしいキャラだったっけ？」（言わせてるのは自分なんだけど）なんて思いながら「シオンを演じる楽しみ」がある！
もちろん、笑いを求めずに真面目なセリフを選んだって充分面白いですが（笑）

付け加えると、その選択肢によってルージュやジャスミン達の「やる気」が上がったり下がったりするので笑いばかりを求めていては後々戦闘で痛い思いをするかも…？
戦闘のことを考えて特定のキャラのやる気が上がるようにセリフを選んでいくのもまた面白そう。
セリフの選び方で何度も楽しめそうですね。


■「桜瀬ファンの目から見た3Dグラフィック」

今までポリゴンは人形っぽいイメージがあったので、桜瀬さんのキャラデザという部分に注目していた私にとって、3Dだと知った時、最初は残念に思いました。
でも実際動いているのを見てみるとイラストとは違った可愛さがあって、桜瀬さんのキャラクターの雰囲気も面影もちゃんとあるし、何よりも表情が生き生きしていて人形っぽくなくて良かったです。
衣装の細かいところまで再現されてるし、色も柔らかくて暖かみがあって素敵だと思いました。

魔物がお揃いのＴシャツ着ていたりしたのがまたポイント高かったです。


■「作戦部長の血が騒ぐ」

私は「シナリオどっぷり、戦闘は軽めで」を選んでやったので戦闘は簡単な方だったのかもしれません。
でも一度しか戦闘できなかったので（プロローグを除く）「相殺」がわかりにくく、理解する前に終わってしまいました。私には少し慣れが必要だと感じました。
途中でチュートリアルも出てくるので、ゲーム下手な私にはとても助かります。
このゲームの戦闘は、キャラクターを鍛えて敵に勝つ形ではなくて戦術がモノを言うのが面白いです。
もちろん、やみくもに戦ってとりあえず攻撃や回復をしていれば勝つことはできるらしいですが戦闘後にシオン（自分）の作戦を採点されるとなると、やはり高得点を目指したくなるものです。
慣れてきたら戦闘を難しくすることもできるようですし、やりがいがありそう。
思い通りに、華麗に敵を倒し、皆から高得点を得ることが出来たら大きな充実感を味わえること間違いなし！
さらに高得点でオマケが増えるとなっては作戦部長としては燃えずにいられません（笑）


■「コレさえなければ…」

良かった点は多々あるものの、どうしても辛かったのがロード時間の長さ。
製品版でもあのロード時間だとしたら、折角話がテンポよく進んでいても度々のロードで勢いが途切れてしまいます。
部屋に入るだけなのにロードで待たされると思うと入るのを躊躇ってしまいそう。
（実際躊躇った私…）
どうなんでしょう？これは改善されるのでしょうか？ (それともPS2の調子とかが左右するのでしょうか？質問すれば良かったです)

あと、「こうだったら良かったな」と思ったのはセリフ選択時のBGM。シリアスな雰囲気の時にあの音が流れると台無しになる気が。その場の雰囲気によって変わると良かったです。
（初めは気にならなかったのですがビデオで確認した時に気になりました）

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以上です。
個人的に「時代劇」のお約束なノリとか気に入ってます。
ゲームをやった後にはルージュの口調が頭から離れず、口癖が移りそう…。
「元気が出るゲーム」というのは本当かもしれません（笑）ルージュの元気な 勢いが口癖とともに移ってくる気がするので。

まだ2章までしか体験していないのでこの先もっと面白くなると期待しています。
続きが楽しみです。

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